商売上手な水族館が年間パスポートを売るためのたった一つの秘密とは?
実はこの夏(6〜8月)はほぼ毎週末のように年間パスポートを使って水族館に通いつめてたのですが、その水族館の運営がすごく良く考えられていて、他の事業でも大いに参考になるような話だと思ったので備忘録的にちょっくらまとめておこうかなと…
水族館などのテーマパークの運営にとって年間パスポート客数は重要なKPIだと思うけど、客の立場だと初めて入る場合年パスを買う価値があるか判断出来ないし、1度定価で入ると2度目の時に年パス買っても損した気分になるというジレンマに対して、出口で年パス買わせるこの施策は頭良いなと思った。 pic.twitter.com/AmVOvd6AOQ
— RK (@kawauchi_co) 2016年9月25日
ちなみにここは行政ではなく水族館運営で有名な民間企業が委託運営してて他にも勉強になる点が沢山あるんだけど、一例を挙げると併設されたレストランが綺麗で美味しい。年パス客を大量に集めてレストランで回収してるんだよね。しかも年パスを提示するとドリンク一杯無料。ここで顧客データを集めてる
— RK (@kawauchi_co) 2016年9月25日
実は水族館の年パスを2つ所有してて、片方は行政の天下り先の公益財団法人が運営する大規模水族館、もう一つが先ほどの民間が委託運営するコンパクトな水族館なんだけど、前者の年パスは入口で見せるだけなのに対し、後者の年パスにはバーコードが付いててデータを取る為に入口でピッとするんだよね。
— RK (@kawauchi_co) 2016年9月25日
どこに住んでるどんな年齢のどんな性別の人がいつ何回来て、レストランでは何を注文してるのか。これ水族館やレストランのサービスをPDCAで回す為だけではなく、そこに外部の企業を集めてあらゆる手法でマネタイズ(広告や出店料など)する為に使える超貴重なデータだよね。水族館がB2Bで儲かる
— RK (@kawauchi_co) 2016年9月25日